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それでは、チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、月曜日と火曜日に5日線に触れていましたが、水曜日からはローソク足と乖離していて、株価は5日線の下を推移しています。
25日線も、下向きで推移し、火曜日に上髭で触れましたが、水曜日からは乖離しています。
75日線は、株価に触れることなく引き続き下向きで推移しています。
並び順は75日25日5日線の並び順で、先週に引き続き安定下降を示しています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線ですが、下向きに推移し、75日線とデットクロスしました。
上記に記載したラインが意識され、ぴたりとトレンドライン上で株価が止まり、機能していました。
上は直近に開けた窓(1月18日、19日)の窓埋めが意識されるところです。
三角持ち合いの下放れした8月20日、10月6日、12月3日、1月14日安値を結んだラインが今度は高値抵抗ラインとして意識されます。
下は8月20日の安値2万6954円が意識され、そして上記に記載した2月16日高値からのラインが下値支持線として意識されます。
火曜日に雲にチャレンジしましたが、雲に叩かれて下落してしまいました。
転換線と基準線も下向き、遅行線は26日に2万8,500円を超えて上昇してくれたらと期待したいところですが、ちょうどその日は雲のねじれです。
株価も雲のねじれの部分から上昇へ転換するのか、それともまた雲抜けできずに叩かれるのか?どうなるでしょうか、注目です。
久しぶりに-2σと-3σの間での推移となり、特に-3σに2日間触れて、これは2021年では5月13日14日と11月30日と12月2日の2回しかない現象です。
いずれもその後反発しています。
売られすぎゾーンまで落ちてきました。ここからいつ反転するのかに注目です。
ヒストグラムが13日から陰転が進行していて、まだピークアウトをしめしていません。そして、MACDが0ライン割って下げ、下降トレンド入りとなっています。
MACDとシグナルともに、下向きのまま推移しての週末入りです。
月の満ち欠けですが、今月の満月1月18日は、ぴたりとトレンド転換となりましたね。
次回の新月は2月1日、満月は2月17日です。
総合的には、下降フラッグと三角持ち合い割れで、非常に弱い相場となりました。
日経平均株価が、今後、自律反発はするものの、そこから上昇トレンドに転換していくには、不透明感が払拭されなくてはなりません。
それは、地政学リスクもカントリーリスクもあらゆるリスクがリスクオフの状況では株価は上がりません。
反発力かを見極めたいところです。(執筆者:城 晶子)
米国株はこれからも安泰か? 現在抱えるリスクと、過去の暴落を分析
【今週の日経平均を考える】下降フラッグ割れで下げ加速か下げ止まりか