- 週間ランキング
縁起を担いで上手に貯金 「お金を使うとよい日」や「不要な出費をするとよくない日」など紹介します
中学校や高校の入学を控えている家庭は、5万円の現金給付も5万円のクーポン給付も、制服代に消えてしまうかもしれません。
もしも制服新調の必要がなく、クーポンが自由に使えるようならば、ピーコートを購入してはいかがでしょうか。
ピーコートは、制服の上から着られるコートで、色は黒紺グレーの3色が一般的です。
価格帯は幅広く、数千円のものから数万円のものまであります。
ピーコートは、厚手のウールで作られたコートで大きなボタンと襟が特徴です。
海軍やパイロットが着用するコートでもあり、きちんとした印象を与えます。
学生は、制服を購入するときに制服売場で目にすることがあるかもしれません。
日本では、中高生が着るコートとしても有名ですが、大人が着てもこなれた印象を与えるオシャレなコートです。
ピーコートは、通学だけでなく普段着の上から着ることもできます。
むしろ通学だけではもったいないでしょう。
大学生になったらデニムの上に羽織ることもできる、長期にわたって使えるコートです。
それだけに、上質なものを最初から買った方が良いのではないでしょうか。
安いものならば数千円からありますが、ブランド物になれば数万円です。
5万円のクーポンがどこの店で使えるかにもよりますが、5万円あれば大人になっても着られる上質なピーコートを買えるでしょう。
中高生になれば「高価なもの」がわかります。
高価なものは大切にしなければならないという意識が生まれ、モノを大切にする意識も生まれるのではないでしょうか。
勉強机は、小学校入学時に購入することが多いです。
チェアもセットで購入するため、大きくなってからも同じチェアを使い続けます。
しかし、勉強机とセットになっているチェアは、体が大きくなると座り心地が悪くなるものです。
塾の自習室やゲーミングチェアの座り心地を知ってしまうと、より自宅のチェアの座り心地が気になります。
在宅ワークが増えたため、チェアの売上が伸びました。
大手メーカーは、こぞって新商品を発表し、座り心地のいいチェアがたくさん売られています。
子どもも座り心地のいいチェアには座りたくなるものですし、それで机に向かってくれるなら親としても投資のしがいがあります。
体のサイズに合っていないチェアを使い続けているならば、5万円のクーポンを使って子どものためにチェアを買い替えてみてはいかがでしょうか。
いわゆる「いいチェア」は受注生産も多く、到着までに時間がかかります。
入学や新学年のお祝いに送るときには、余裕をもって注文したほうがいいでしょう。
ここ数年、学校行事がほとんど中止になりました。
宿泊を伴う行事はことごとく中止になりましたが、来年はもしかしたら宿泊を伴う行事もできるようになるかもしれません。
しかし、宿泊を伴う行事は長時間の移動が必要です。
学校によっては、不特定多数の人が乗車する乗り物を避けるために、何時間もバスを使って移動することもあります。
そこで気になることが車酔いです。
車酔いする子どもにとって、長時間のバス乗車は苦痛でしかありません。
酔い止めを飲んだり、あめを持たせたりさまざまな対策をして保護者は送り出します。
数年前にフランスの自動車メーカー「シトロエン」がユニークなメガネを販売しました。
当時は「車酔いがなおるメガネ」として販売されましたが、効果には個人差があり、その後「リラクゼーションメガネ」と名前を変えています。
日本に上陸したときには「車よりもメガネのほうがもうかる」と思ったほどの売れ行きだったそうです。
リラクゼーションメガネは、メガネの縁に青色の液体が入っていて、車の動きに応じて中の液体も動くようになっています。
液体の動きと感じる動きを一致させることで、酔いを止めるメガネです。
ただ「このメガネをかければ酔いが止まる」という保証はありません。
実は、筆者も持っているのですが、購入するときにシトロエンの方から
と何度も念を押されました。
実際にメガネをかけてみると、視野の中に青色の液体を入れるためにはコツが必要です。
さらに、デザインがとてもユニークなので大勢の人たちの中でメガネをかけるには、勇気が必要かもしれません。
ただ、学校行事に持参すると、メガネを取り出した途端にバスの中の雰囲気が変わるのです。
「スゴイ! 私にもかけさせて」「みせて」とにぎやかになり、自分が車酔いしていたことをすっかり忘れてしまうのです。
本来の使い方とはちょっと違いますが、「このメガネを持っているから大丈夫」と思うことで、かなり気持ちは楽になります。
子どもにとって、学校行事の車酔いは精神的にもつらいものです。
1万6,500円は高価な買い物でしたが、今ではバス移動のたびに「これがあれば大丈夫」と思える大切なものになっています。
5万円はコロナ禍でつらい思いをした子どもたちに給付されるお金です。
大人は、つい「生活費だって子どものためのお金」と考えてしまいますが、子どもにとってうれしい使い道を考えてみるのも心にゆとりを与えてくれるのではないでしょうか。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)
「お金がない人」は見た目で分かる ゆとりのなさが「身だしなみ」に表れていませんか?
【実体験から学ぶ】自転車のカギ紛失「どうする」「いくら」 最善の対処法は?