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【元銀行員が分析】まさか自分が「老後破産予備軍」 当てはまったらあなたも要注意
借金で困る人は「良い借金」と「悪い借金」の区別がついておらず、安易に借金は悪いと考えてしまいます。
明確な目的をもって返済可能な範囲でお金を借り、それを上手に活用できれば「良い借金」となります。
一般的に「良い借金」として、
以上のうち、「生活費の補填」を除く借金は審査が比較的厳しい分低金利また、返済プランも無理のないものが多いです。
そのような借金は「良い借金」だと言えるでしょう。
一方、生活費の補填については条件つきで「良い借金」となります。
などの点を明確にした上で利用すれば「良い借金」となります。その点が曖昧なまま借金する場合は「悪い借金」と位置付けられます。
「悪い借金」は、「明確な目的や返済プランを立てないまま安易に利用する借金」を指します。
そのような人にありがちな特徴は主に2つあります。
悪い借金に安易に手を出す人の多くは「借金の知識」に乏しい人です。
たとえばこのような知識は最低限知っておきたいところです。
以上のことをよく理解していない人は、安易に借金を利用して自分の首を締めがちです。中には返済不能になった借金を別の借金で返そうとして多重債務に陥る人もいます。
借金の返済プランをしっかり検証しない人も多いです。
貸金業者は返済プランを明示した上でお金を貸し出しますが、人によってはその返済プランに無理がある場合も。その点をよく検証せずに安易にお金を借りる人は少なくありません。
その結果借金の返済が滞り、老後破産どころか現役のうちに破産する人もいます。
そのような事態を防ぐためには、借金についての正しい知識を持ち、無理のない返済プランを立てて滞納なく返済し続けることが重要です。それがわが身を老後破産から守ることになるでしょう。
現在借金がない人にも、定年後に収入がダウンすると借金で老後破産する可能性が高い人がいます。時間やお金にルーズな人です。
時間にルーズな人は月々の支払い日の管理がずさんになりやすいです。
その結果、口座の残高不足で諸費用の引き落としができず、本来払う必要のない遅延損害金で家計が圧迫されることが意外と多いのです。
特に借金を度々滞納した場合は、利息と遅延損害金でみるみる借金が膨らむので要注意です。
お金にルーズな人は自らのお金の管理ができていません。
そのような人の多くは、
を正しく把握していません。
その結果家計が深刻な赤字となり、老後資金もほとんど貯まっていないことが多く、老後に収入がダウンすると生活費のための借金で老後破産に陥る恐れが濃厚です。
それを防ぐためにも今すぐ現在の貯蓄額や毎月の収支を正しく把握し、不意の支出に備えて先取り貯蓄をコツコツ行いましょう。
その習慣をつけることで家計の赤字による借金や老後破産のリスクを減らせます。
お人好しな人も、人の借金を被ることで老後破産に至るリスクがあります。
その最たる例が「連帯保証人」です。
連帯保証人は債務者本人が返済できなくなった場合に借金を返済する法的義務を負います。それによって連帯保証人の家計が破綻する可能性が極めて高くなります。
そのような依頼が来たら原則として断るのがベストですが、依頼者が身内などで断るのが難しいケースもあるでしょう。
その場合は以下のことをよく調査・検証しましょう。
その結果無理だと思えば身内相手でも断る勇気を持ちましょう。それによって自らを人の借金による老後破産から守ることができます。
以上の3ケースに当てはまらない場合でも、自然災害など不測の事態が原因で多額の借金を抱えたり、返済中の借金を返せなくなったりして老後破綻に陥る可能性があります。
その場合に有効な対応策をいくつか紹介します。
不測の事態はいつ起こるかわかりませんが、そのような知識が頭に入っていれば借金による老後破産の可能性は大きく減るでしょう。(執筆者:元銀行員 大岩 楓)
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