メルカリで商品を発送する際には、少しでも送料を節約するために、商品を規定のサイズまで「圧縮」して発送する方が多いのではないでしょうか。

しかし商品や梱包材に問題が起こるほど圧縮してしまうと、クレームや返品の原因となってしまいます。

今回はそんな商品の圧縮とトラブルについて考えていきましょう。

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メルカリに出品した商品は、なぜ圧縮したほうが良いのか

ではまず、メルカリで商品を発送する際、圧縮したり折り畳んだりして「できるだけ小さいサイズにしたほうが良い理由」を説明します。

宅急便コンパクトを使う場合

例えば同じらくらくメルカリ便でも

・「宅急便コンパクト」で発送すれば380円(税込)で済みますが、

・ 宅急便の中型サイズの60サイズで送ってしまうと700円(税込)となり、

その差は320円にもなります。

高額な商品ならともかく、そうでない場合はこの320円は大きいのではないでしょうか。

商品を圧縮して宅急便コンパクトに入るなら、そちらを選んだほうが節約につながるのは言うまでもありません。

規定サイズに収めるために圧縮する

宅急便コンパクトを使わなくても、通常の〇〇サイズで発送する場合、サイズによって料金が大きく変わります。

らくらくメルカリ便の場合、

・ 最も小さい60サイズは700円(税込)ですが、

・ 100サイズとなると1,000円(税込)にまで跳ね上がるため、

できるだけ荷物を小さく圧縮することが、送料を節約するためのポイントです。

メルカリで商品を圧縮した場合にトラブルが起こるリスクとは

しかしその一方で、あまりに商品を圧縮してしまうと、さまざまなトラブルの原因にもなってしまいます。

トラブルが起こると返品されることもあり、損する可能性もあります。

さらに商品が破損してしまったら、再度販売することもできずに大損となってしまいます。

では、商品を圧縮したときに起こるトラブルには、どんなものがあるのでしょうか。

1. 無理に圧縮しすぎて商品が壊れてしまう

商品を圧縮する方法はいろいろありますが、

無理に袋に詰め込んでギュッと圧縮したり、

・ 商品がギリギリ収まる箱に押し込んだりして梱包した場合、

商品自体が壊れたり破れてしまう可能性があります。

梱包した直後はともかく、圧迫された状態のまま配送の途中で押されたりつぶされたりしますので、そのことを考えずに梱包すれば壊れるリスクは高まるので注意してください。

2. 配送中に梱包材が破れてしまう

破損するリスクがあるのは中身の商品だけではありません。

無理に詰め込みすぎると、梱包材自体が破れて中身がとび出てしまう可能性があります。

そうなると商品が破損していないくても、返品の理由となってしまうのでこちらも要注意です。

3. 商品にシワがついてしまう

商品自体や梱包が破損しなくても、圧縮して詰め込むときの危険性はまだ残されています。

それは衣料などを無理に圧縮して梱包すると、シワができてしまうという問題です。

シワ自体がトラブルになるかは受け取る人によって違いますが、より完璧な状態を望む購入者の場合、シワがあることで評価が悪くなったり、場合によっては返品の理由にもなりかねません。

メルカリで商品を送る際に圧縮しすぎないように気をつけるポイント

このように圧縮しすぎの梱包はさまざまなトラブルの原因となり、結果として「残念だった」という評価をつけられたり、返品を要求される可能性が出てしまいます。

メルカリでしっかり利益を出したいのであれば、このようなリスクは避けるべきです。

ではどのように圧縮によるトラブルを避ければ良いのでしょうか。

1. 必要以上に圧縮せず丈夫な梱包材を使う

まずは梱包によるトラブルを回避してください。

送料をケチったばかりに大きなトラブルにならないよう、必要以上に圧縮せずある程度余裕を持ったサイズで発送した方が良いです。

さらに、規定の梱包材以外で発送する際には、梱包材自体を丈夫な素材のものを使用するようにしてください。

2. シワが気になるなら圧縮せずに発送する

もしシワが出てしまうような商品の場合は、商品説明に

「梱包でシワになります」

と入れておけば、後からクレームとなる可能性は低くなります。

梱包の仕方に気を配りできるだけシワにならないようにするか、それでも難しい時は圧縮しないで発送すればトラブルは避けられるはずです。

メルカリでは配送料を節約しながらも商品を守る努力も

商品を圧縮してできるだけ送料をおさえるというのもメルカリをお得に利用する方法と言えますが、あまりに極端に圧縮するとトラブルの原因となり、結果として損をしてしまうかもしれません。

基本的には多少手間やお金がかかっても、商品は購入者が満足できるような状態で届くように配慮して梱包することが、最終的にはメルカリを賢く利用するためのテクニックの1つです。(執筆者:メルカリ取引600回以上 石神 里恵)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【メルカリ】送料節約のための「圧縮」で起こりがちなトラブル3つと、できる対策2つ