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中でも生花を乾燥させたドライフラワーは特に人気で、好きな花を長く飾ることができるとSNSなどでも盛り上がっています。
生花を乾燥させたもので、普通に活けるよりも長くお花を楽しめます。
最近ではドライフラワー専門店も増えてきて、より身近なアイテムになってきました。
ドライフラワーは生花を乾燥させるという手間がかかっている分、普通にお花を購入するより少し金額が上がってしまうのが難点です。
一般的なバラやアジサイなど、大きさにもよりますが1本1000円前後です。
大きな花や珍しい花になれば、3,000~5,000円以上です。
筆者撮影 バラのドライフラワー
ドライフラワーの作り方は簡単です。基本的に「花を元気な状態で出来るだけ早く乾燥させる」とドライフラワーになります。
乾燥の方法はいくつかあります。
・ 花を1~2本まとめて吊るして乾燥させるハンギング法
・ シリカゲルを入れた容器に花を密閉し、より早く乾燥させるシリカゲル法
・ グリセリンと熱湯で作った溶液を吸わせて乾燥させるグリセリン法
などが家庭で出来るドライフラワーの製法として一般的でしょう。
中でもハンギング法は、吊るせる場所さえあれば誰でもできるので、ドライフラワー初心者でも挑戦しやすいといえます。
初心者でも作りやすいのは、スターチスやカスミソウなどの「花がカサカサとしていて水分量が少ない種類」です。
季節は限定されますが「エキノプス」というとげとげした球状の植物もドライフラワーに向いています。
葉っぱなら、ユーカリのドライが可愛いと人気です。簡単に乾燥するので、数日でドライにできる手軽があります。
苗ごと買って観葉植物として楽しむこともできます。
筆者はこの夏に、スターチスとエキノプス、バラ、ユーカリをドライにしてみました。
筆者撮影 スターチスとエキノプスのドライフラワー
花はどれも一束298円ほどでスーパーの花屋で売られていたものです。
ユーカリは苗ごと購入して育てています。
ハンギング法で作成し、10日ほどでほぼ乾燥が終わってドライフラワーになりました。
生花を購入して自分でドライフラワーを作る過程はとても楽しいのですが、失敗もあります。
ケイトウを購入してドライにしてみたのですが、きれいに咲いている間にドライにできず、ボリュームの少ない残念な感じになってしまいました。
また時期によっては黒いタネが出てくることもあり、我が家のケイトウも黒いタネがポロポロ落ちてしまいます。
身近な花でも扱い方や時期によっては自分でうまくドライできない場合も出てきます。
慣れないお花や大きいお花、珍しい実や葉のものは専門店で購入した方がキレイな状態のドライフラワーを楽しめるでしょう。
筆者撮影 専門店で購入したドライフラワー
筆者は、専門店で購入したドライと、自作のドライを合わせて飾っています。
すべて専門店で購入するよりもコストはおさえられます。
自分で作ったドライを入れることで愛着やオリジナル感をプラスすることもでき、充分なメリットを感じました。
専門店のお花を合わせることで、バリエーションも豊かになります。
専門店のドライフラワーは染色がされているものもあり、色味もはっきりとしたものが多くアクセントになります。
シルバーに染色されているものを選べば、これからの季節クリスマスに向けての飾りにもなるでしょう。
1本、1束の値段は自作するよりもかかってしまいますが、
・ 数か月長く楽しめるなどコストメリットも高い
などの利点もあるので、余裕があるなら購入してみることをおススメします。
数百円で手に入るお花をドライにする過程は実験のようで楽しく、よい経験になりました。
専門店のドライフラワーは、見た目も美しく大ぶりなものや色味のよいものが多く、お値段以上の価値を感じました。
自分で作ったドライフラワーと専門店のドライフラワーを合わせることで、自分だけのオリジナルなスワッグやフラワーコーナーを低コストで作れます。
自作できる種類のお花でコストを抑えつつ、専門店のドライフラワーで華やかさをプラスするなどで新しいおうち時間の楽しんでください。(執筆者:松田 潔子)
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