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今回はどこを経由して保険に加入するのが良いのかについて解説したいと思います。
結論として
・ それ以外の人 → 代理店に相談
となります。
以下、順番に解説していきます。
親知らずの「抜歯」で「給付金」が支払われる保険、支払われない保険
まず前提条件としてどこを経由しても保険料は変わりません。
ネットで申し込みをしても代理店を経由しても保険会社に相談しても同じ保険に加入するならば同じ保険料です。
自動車保険などでは「ネット割」といったサービスがありますが、医療保険や死亡保険といった生命保険においてはどこを経由しても契約者が払う保険料は同じだと考えてください。
出てくる違いは保険料にあるのではなく、アドバイスの幅広さやアフターサービスの違いなどにあります。
ご想像通りネットで申し込む場合は基本的にアドバイスやアフターサービスはありません。
自身で管理できる人向けの申し込み方法がネット経由です。
自身でしっかり勉強し、これ以上のアドバイスは必要ない、加入するべき保険がしっかりと決まっている方はネットで申し込みをする方がスムーズです。
ネットだけで完結しますのでFPなどからのアドバイスで悩まされることもありません。
自宅で簡単に加入手続きが取れますので手間がかからないのも良い点です。
ですが注意点もあります。
・ ネットで申し込みができる保険は限られている
・ 後のトラブルの可能性がある
まず全ての保険にネット加入できるわけではありません。
保険会社なり代理店を経由しないと加入できない保険がいまだに多くあります。
自身が加入する保険がネット加入できない場合は担当者と面談する必要があります。
また、保険の保障内容はとても複雑です。
医療保険やがん保険の保障の範囲などは約款を少し読む程度では把握しきれません。
例えば
・ 手術給付金の支払い対象となる手術の種類
・ 抗がん剤治療給付金の支払い対象となる抗がん剤の種類
など複雑な内容の例を挙げればきりがありません。
給付対象だと思っていたものが実は給付対象外だったなんてことが起こりえるのが保険です。
シンプルな保障内容に加入するならまだしも、いくつかの特約を付帯して加入を検討している場合は後のトラブルになる危険性もあります。
不安が残るなら代理店などでしっかりと説明を受けた上で加入する方が良いでしょう。
対面で保険に加入する場合は代理店か保険会社かのいずれかに相談することがほとんどです。
保険会社に相談する場合はその保険会社の商品しか扱えません。
対して代理店の場合は複数の保険会社の商品を扱っています。
代理店の規模にもよりますが、10~20社程度の商品を扱える代理店なら人気どころの保険内容にはひと通り精通していることがほとんどです。
気になる保険会社同士の比較や、どの商品が自身や家庭に合っているのか判断しやすくなるはずです。
特に医療保険やがん保険、死亡保障など複数の保険商品に加入を検討している場合は代理店に相談されることをおすすめします。
医療保険、がん保険、死亡保険それぞれの分野で強い保険会社があります。
全ての保険分野においてナンバーワンの会社は残念ながら存在していません。
良いとこ取りができるのも代理店の強みです。
よりお得に、より良い保障に加入するならば代理店に相談するのが吉です。
保険会社よりも代理店に相談する方がより幅広い商品から選択できるため、メリットが大きいことは解説した通りです。
ですが、注意しないといけない点もあります。
複数の保険会社の商品を扱えるということは、1社だけではまかないきれないさまざまなリスクに対応できるセット提案ができるということです。
相談前に想定していた保険商品以上の提案を受けることも多いと聞きます。
実際私もお客様の顕在化しているニーズだけでなく、潜在的なニーズも把握できるようさまざまな観点から提案します。
これがメリットとなることもあれば、デメリットとなる可能性もゼロではありません。
蓋を開けてみると
「勧められる通りいろんな保険に加入したけどよく考えるといらない保険だった」
なんてことが起こりえるのが代理店への相談です。
その場で全て決断することなく、提案内容を一度持ち帰ってしっかりと検討することをおすすめします。
しっかりと味方につければ代理店相談はとてもメリットの多い機会になるはずです。
保険料は毎月の支出、賢く加入するためにもしっかりと考えを持つことが大切です
保険料は固定費です。
なるべく安く済ませたいと思うのは皆様同じはずです。
かといって万一の保障が足りていないと不安です。
保険は難しいですが、人生と切っても切れない重要なものです。
加入する方法、加入する商品は人それぞれですが、最終決断するのはご自身です。
手間はかかりますが
・ 保険料として払える金額はいくらなのか
くらいは事前に調べて加入を検討されることをおすすめします。(執筆者:FP歴10年 冨岡 光)
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