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メルカリで「売り切る人」と「売れ残す人」の違いは「175円」にあり
軽い物の発送に役立つのが封筒です。
普通郵便は84円~と、送料を安く抑えることができるのがメリットです。
しかし、追跡、匿名配送には対応しておらず、紛失時の補償がないのがデメリットです。
ネコポスは送料175円、ゆうパケットは200円(どちらも1kg以内)です。
送料は普通郵便に比べて上がりますが、追跡、匿名配送へ対応しているのがメリットです。
送料、匿名配送、追跡など、バランスを考えて発送方法を使い分けましょう。
衣類、文房具、コスメ、アクセサリーなど、サイズに合わせて梱包資材を使い分けることで送料を抑えることができます。
ダイソーの封筒はサイズが豊富にそろっています。
定形郵便に使える長形4号サイズは100枚で100円。1枚1円と、衝撃の安さです。
ネコポスのサイズだと、A4サイズの封筒が10枚、A5サイズの封筒は12枚で100円です。
包装資材はなるべく低く抑えたいので、10円程度でおさまるとありがたいです。
筆者が購入したときはA4は13枚入りでした。
製品によって枚数が異なるようです。
他の100均でも封筒は販売していますが、ダイソーが1番枚数が多いのでオススメです。
角型2号封筒(33.2 × 24.0)は、A4(29.7 × 21.0)から少し大きめに作られています。
サイズオーバーで返却される可能性があるので、適宜1~2cm折って使いましょう。(角型A4号封筒は31.2 × 22.8なので、そのまま使うことができます)
商品は配送中に雨や雪に濡れるリスクがあります。
封筒に入れる前にOPP袋などに入れることで、水濡れ防止の工夫をしましょう。
ビニール袋で代用可能ですが、OPP袋の方が透明度が高く、高級感がUPします。
サイズ、マチ付き、マチなし、テープ付き、テープなしなど、さまざまな種類があります。
留め具やシール、マチ、テープ付きだとその分枚数が少なくなるので、注意しましょう。
Sサイズ:18 × 12cm 35枚入り → 定形郵便、定形外郵便
Mサイズ:26 × 18cm 25枚入り → 定形外郵便、ネコポス、ゆうパケット、宅急便コンパクト
Lサイズ:31 × 22cm 20枚入り → 定形外郵便、ネコポス、ゆうパケット、宅急便コンパクト
LLサイズ:40 × 30cm 12枚入り → 宅急便
3Lサイズ:48 × 35cm 8枚入り → 宅急便
上記はサイズ感の大体の目安です。
筆者はS~Mは小物、LはA4サイズの商品、LL~3Lサイズは厚手の衣類に使っています。
OPP袋はネット購入が最もお得です。
しかし、ロットが大きく、送料がかかります。
数百枚単位で購入しないと安さを享受できないのがデメリットです。
包装資材大手のシモジマだと、A4(ダイソーだとLサイズ相当)が100枚税込385~594円程度です。
透明度、厚さにより価格は異なりますが、たくさん使う場合は業務用の方がお得です。
しかし、送料を無料にするためには金額に縛りがあります。(シモジマの場合は5,500円)
不用品販売レベルでは使い切れない可能性が高いので、直営店が近所にある方は1度のぞいてみると良いでしょう。(シモジマは全国270店舗展開しています)
他の100均に比べると、ダイソーは枚数が多く入っています。
ネットほど安くはありませんが、不用品販売では使い切りやすい枚数です。
副業でハンドメイド素材などを仕入れている方は、素材と一緒にOPP袋も海外輸入することで、金額を市販品よりもさらに安く抑えているそうです。
お得に購入できても、最終的に資材を余らせてしまったら、お金が無駄になってしまいます。
商品の大きさ、数、発送方法に合わせて梱包資材を選び、無駄なく使い切りましょう。
ネコポスは、規格内であれば封筒、袋、箱など、梱包資材は比較的自由に使えます。
コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート)、ヤマト運輸営業所、宅配便ロッカーPUDOなどから配送手続きが可能です。
基本的にはA4の入る茶封筒で対応、強度が不安な商品はボックスを利用しましょう。(筆者は雑誌など、四隅の折れや潰れが低評価につながる商品はボックスを使っています)
ネコポス対応ボックスは、コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート税込1枚66円)、ネット(Amazon1枚35~100円)、100均(ダイソー、セリア2枚100円+税)、メルカリストア(5枚で300円、購入金額2,000円以下の場合+送料350円)、ヤマト運輸営業所(1枚19円)で販売しています。
筆者のオススメは、ヤマト運輸営業所で販売しているネコポス対応ボックスです。
1枚19円(サイズにより18、17円もあります)と激安で、1枚単位から購入できます。
※ヤマト運輸の営業所で購入する必要があり、配達員さんからは購入できません。
19円のサイズは305 × 223 × 22mmと、厚さが薄い点には注意が必要です。(ネコポスは3cmまで送れるのに対し、このボックスでは22mmまでしか対応できない)
ネット購入はロットが大きく、制約が多い店舗が多いです。
送料無料で1枚25円のダンボール専門店は、200枚以上の購入が必要です。
他店でも2,000円以上の購入で送料無料、送料が600~1,500円別途かかるなど、大量に商品を扱う人でないと、うまく活用することが難しいかもしれません。
コロナ禍ですので、近所にヤマト営業所がない方、直接購入を控えたい方などは、ネット購入を利用する価値があります。
同じヤマト運輸でも、直接購入ではなくオンラインショップだと価格が変わります。
さまざまなサイズのネコポス対応ボックスが販売されており、種類豊富です。
A4サイズだけでも厚さ2.2cm、2.4cm、2.5cm、3.0cmと幅広く取りそろえています。
A4サイズのネコポス対応ボックスは、1枚当たり30.8円です。(225 × 308 × 25mmは6,160円、厚さ22mmだと7,282円)
送料が含まれている分、直接購入よりも割高になるようです。
それでも100均やコンビニよりお得ですので、気になる方はヤマト運輸の「ネコハコ」をチェックしてください。
一般家庭の不用品販売では、数百枚のダンボールは使い切れない可能性が高いです。
封筒で事足りる商品には必要ありませんが、ボックスに入れることで強度がUPします。
曲がり、折れ、塗装の剥げなどが気になる商品に使用することで、安心感が増します。
綺麗でしっかりした包装は、良い評価、リピーターにもつながります。
経費で利益を圧迫しない程度に気を付けながら、丁寧な取引を心がけましょう。
※ゆうパケットポストはポスト投函可能で匿名配送に対応しています。
しかし、利用には専用ボックス(55~65円)を購入する必要があります。
送料200円+専用BOX代でネコポスの金額を超えるため、今回は触れていません。
送料が少し上がりますが、ポスト投函で取引したい方は検討しましょう。
大物衣類、家電、お酒など、厚みのあるサイズの商品は宅急便で送ることになります。
その際によく使うのが60~100サイズのダンボールです。
割れ物は紙袋やビニール袋ではなく、ダンボール+緩衝材で梱包しましょう。
らくらくメルカリ便の60サイズ(~2kg)は700円、80サイズ(~5kg)は800円、100サイズ(~10kg)は1,000円が送料としてかかります。
宛名書きが不要で、配送状況の確認ができ、匿名配送にも対応しています。
郵便と異なり、送料が一律(MAX69%OFF)のため、商品の値付けが簡単になり、トータルで見ても安く済ませることができます。
ヤマト運輸の営業所が近くになくても、コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート)、宅配便ロッカーPUDOなどから配送手続きをすることができます。
ネコポス以外であれば集荷にも対応しており、30円で自宅から発送することが可能です。
宅急便は60サイズから利用できます。
60サイズというのは、包装資材を含め縦、横、高さの合計が60cm以下、という意味です。
60サイズのダンボールの価格は、税込みで郵便局が100円、ホームセンターが118円、ダイソーが110円、ヤマト運輸営業所が120円と、1枚100~120円が相場です。
ネット購入すると安く済むのですが、購入ロットが大きいのが難点です。
(60サイズ1枚22円~、100サイズ1枚94円~販売しているようですが、ロットは120~250枚、送料が別途600~1,500円程度かかるところが多いです)
不用品を売ってスッキリしたいのに、家に大量の在庫を抱えては本末転倒です。
使う用途が不用品販売以外にないのであれば、まずはリユースのダンボールや紙袋、100均で購入できる衣類用ビニール袋(5~20枚100円)を活用することを検討しましょう。
筆者は、Amazonなどで商品を購入した際のダンボールのテープを綺麗に剥がして、リユース(再利用)しています。
出品する際に「リユースのダンボールでお届けします」と本文に書いておくことで、クレーム化を防ぎましょう。
壊れやすい物は、プチプチなどの緩衝材を使って割れないように工夫しましょう。
100均では120 × 120cmが100円で購入できます。
ホームセンターでは300 × 420cm 798円程度で販売しています。
たくさん使う場合は、ホームセンターで大量購入した方がお得です。
とはいえ、保管にはかなりの場所をとってしまいます。
あまり頻度が多くない場合は、使う時だけ100均を利用した方が余らせずに使い切れるでしょう。
ネコポスの場合は、あっという間に厚さが3cmを超えてしまいます。
厚さがオーバーしないように、注意しながら割れないように梱包しましょう。
梱包の方法は出品者に任せられているので、人によってやり方はさまざまです。
なるべく綺麗な包装で、丁寧に対応することが、クレームの防止につながります。
購入者さんから感謝の言葉を頂くと、次回出品時のやり甲斐、自信にもつながるでしょう。
メルカリでは、商品の仕入れ、販売、購入の仕組みを体験することができます。
取引1件1件は短いですが、マーケティングの基礎を学ぶ勉強にもなると実感しています。
それぞれに掛かるコストや手間を実感し、お金について見直すきっかけになればと思います。
自分の持ち物の価値を再確認し、より大切に使えるようになると良いでしょう。(執筆者:山城 奈々)
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