以下は、フィスコ客員アナリストの大石哲之(「ビットコイン研究所)」代表、ツイッター@bigstonebtc)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年10 月2日に執筆

BCH(ビットコイン・キャッシュ)が、11月15日のハードフォークによるアップデートで、再度分裂する可能性が高い。新しく生まれるのはBCHNの予定だ。すでにBCHNを支持するマイナーが半数おり、海外取引所coinexでは先物が始まっている。

再分裂となれば、一年前のBSVとの分裂時同様に、半分近くの価値が新コインに移動し、元々のBCHの価格が大きく下がると思われる。国内取引所に預入しているユーザーにおいては、昨年のBSVにおいてもまだ配布は行われておらず、今回の分裂もタイムリーにコイン配布または金銭による配布が行われる可能性は低いと考えられる。となれば、取引対象のBCHの値段だけが(仮にハッシュレートが均等に割れれば)理論上は半値になってしまうわけであり、投資家保護的には大きな問題であるように思える。多くのユーザーが、わけのわからないまま突然コインの値段が半値になり困るということにならないか?昨年の分裂ですでにそうなっており、今回もそうなれば、日本の取引所に預けているだけで、理論価格はほぼ1/4になってしまう。

BCHをめぐる分裂の状況だが、国内では殆ど話題にならない。ためしに私のツイッターでアンケートをとってみたところ85%が全くの無関心とのことであった。こういうことも鑑み、私見であるが、投資家保護を優先するなら、BCH国内での取り扱いを停止してもよいのではないだろうか?



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情報提供元: FISCO
記事名:「 大石哲之:BCH、再分裂の可能性【フィスコ・暗号資産コラム】