TDアメリトレード社は今月初め、ビットコインのブロックチェーン上に同社の名前が記された旗を描いた一種の広告を埋め込んだ。

TDアメリトレード社によれば、ビットコインのブロックチェーン上でこの旗を描画するために、ビットコインのプロトコルでOP_Return機能という機能を使用して文字を挿入し、結果として68のトランザクションを行った。

OP_Return機能とは2013年からビットコインに導入されており、これを利用すればユーザーがブロックチェーンにいくつかのメッセージを含めることができる。この旗の画像はビットコインのブロックチェーン上に非常にセキュアな状態で保存されることとなる。また、上の68のトランザクションでは実際にはビットコインは送金されていないようだ。

ただし、ビットコインのメインクライアントであるビットコイン・コア 0.9のリリースの際に、ビットコインのブロックチェーンは本来仮想通貨のデータを保存するものであるため、メッセージを記録するという用途ではあまり推奨されず、別の方法を利用したほうがより効果的でコストがかからないというコメントも出ている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコインのブロックチェーン上に広告の埋め込み【フィスコ・仮想通貨コラム】