double jump.tokyo株式会社は21日、ブロックチェーンの秘密鍵共有管理サービス「N Suite」がAstar Networkと連携したと発表した。

N Suiteは、複数人で秘密鍵を管理できるビジネス向けNFT(非代替性トークン)管理サービスとなっている。NFT発行や暗号資産の送金、スマートコントラクトのデプロイなど、NFT/Web3領域の事業をスムーズかつ効果的に行うための製品を揃えている。クラウドに保管した秘密鍵を使用可能にするウォレット「N Wallet」を提供することで、組織で安全に秘密鍵を共有する仕組みを提供してきた。今回の連携により、N SuiteでAstar Network(EVM)の秘密鍵管理が可能となる。

これまでN Suiteは、EthereumとPolygonのメジャーなブロックチェーンに対応してきたが、今後Astar Networkでもビジネス向けの秘密鍵管理サービスの必要性が高まることを見据えて同チェーンに対応したようだ。同時に、Shiden NetworkやテストネットであるShibuya Networkにも対応したという。Astar NetworkやShiden Networkでビジネスを行う企業等でも、複数人で秘密鍵の共有管理が可能なウォレットサービスとして、N Suiteを活用できるようになった。

double jump.tokyoは、2018年4月3日に設立された。NFT・ブロックチェーンゲーム専業開発会社として、「My Crypto Heroes」などの人気ブロックチェーンゲームの開発、NFTに関連する事業を行っている。

Astar Network は、2021年の12月にポルカドットのパラチェーンとなった日本発のパブリックブロックチェーンで、国内外で大きな注目を集めている。Astar Networkは、15以上の新規プロジェクトが4月中に同ネットワーク上で立ち上がることを発表している。また、今月18日には、前払式支払手段の日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を取り扱うJPYC株式会社がAstar Networkのチェーンに対応したと発表した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 秘密鍵共有管理サービス「N Suite」、Astar Networkと連携【フィスコ・ビットコインニュース】