丸紅<8002>は24日、伊藤忠丸紅鉄鋼(MISI)の鋼管トレードにおいて、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティの実証実験を開始すると発表した。

MISIは、鋼管トレードのビジネス環境において、真正性を証明するトレーサビリティ確保の重要性が増すなか、より高度な管理が可能となるデジタル技術を活用した本実証実験を実施するにいたったと説明している。

同実証実験では、丸紅の次世代事業開発本部が戦略的提携をしているシンガポールのブロックチェーン技術のアプリケーション開発会社「Blockchain Solutions Pte. Ltd.」がシステムを構築。MISI にて調達した鋼管を対象に、鋼管に関わる各種データをブロックチェーンに連携することで、トレーサビリティに関連する情報の信用性の向上を目指すという。

丸紅グループは、2017 年からブロックチェーン技術を利用した複数の実証実験を進めている。同社は『既に貿易取引など多くの実証において、ブロックチェーン技術の有効性が確認されている』と報告しており、今回の実証実験にてブロックチェーンによるトレーサビリティの確保を確認することにより、『今後もサプライチェーンの分野においてもブロックチェーン技術を活用することで、更なる付加価値の創出に努めていく』との意向を示している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 丸紅、ブロックチェーンを用いた鋼管トレードにおけるトレーサビリティ実証実験を開始【フィスコ・ビットコインニュース】