ビットコイン価格は支持線「2」「3」と抵抗線「B」による70万円強から90万円強のボックスの上限を上回ってきたため、ボックス倍返しの110万円(抵抗線CD」)が当面の上値目標であった。現状、ほぼ目標価格を達成した。今後、調整は2週間程度、100万円までであれば上昇トレンド継続の確度が高まる状況ではあった。

100万円を次の上昇トレンド再スタート地点として、70万円から110万円への上昇幅をトレースすると、上値目標は140万円近辺となる。ただ、足もとでは110万円到達後、107万円程度までしか調整していない。107.5万円を上昇トレンド再スタート地点とすれば、上値目標は150万円弱になる。なお、抵抗線「A」と支持線「1」による三角もち合いについては、抵抗線「A」を上回ってきた。最高値が発端の抵抗線「A」に対する上方ブレイクは、新たなトレンドの発生を予兆させるものとなる。

BTC半減期について前回は、2016年1月から5月下旬まで、BTC価格は350ドルから450ドル水準でもみ合いが続いていたが、5月27日以降に出来高を伴い上昇。6月13日に700ドル台に到達した後、瞬間的には777ドル(18日)まで上昇した。半減期を迎えた7月9日以降は10月中旬まで600ドル前後で推移したが、10月下旬辺りから出来高が増加してじりじりと上昇し、2017年1月1日には1000ドル台に到達した。

こうした過去の値動きや、BTCの需給が引き締まることを鑑みると、5月の半減期前後のBTC相場は上向きとなることが期待され、かつオーバーシュート気味に動く可能性がある。5月12日に予定される半減期を控えて、BTCの価格のピークは3カ月前の2月中旬頃となる可能性がある。前回の値動きをざっくりと当てはめると、2月中旬から5月中旬までの間に150万円、8月~9月頃に200万円という価格が想定されることになる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 2月13日のビットコイン価格テクニカル分析【フィスコ・ビットコインニュース】