国際決済銀行(BIS)のカルステンス総裁はインド準備銀行での中央銀行の役割に関する講演で、デジタル通貨に関して言及し、もし、必要性がないのなら、法的通貨からデジタル通貨へ移行に絡む手間をかける価値はないとの見解を示した。同総裁は、仮想通貨に関して常に否定的で、中央銀行にデジタル通貨の扱いに十分な注意を促している。

総裁は同時に、インドで仮想通貨を禁止する準備銀行による措置を支持する方針を表明。さらに、もし、中央銀行のデジタル通貨に公衆の全般的な需要が見られた場合、中銀は需要に応える必要があると主張したが、もし、明確な需要がない場合、中央銀行発行のデジタル通貨に真の有益性はないと警告。デジタル通貨は真の通貨ではなく、保存価値もないと説明した。

インド準備銀行は2016年、デジタル決済の可能性を探る調査計画を決定をしたが、のちにその計画を断念した経緯がある。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 BISのカルステンス総裁、デジタル通貨「手間かける価値なし」明確な必要なければ【フィスコ・ビットコインニュース】