仮想通貨カナダ1億9000万カナダドル(約158億円)相当にアクセスできず債権者保護を申請していた仮想通貨取引所QuadrigaCXが、仮想通貨のオンラインウォレットに保管していた資産のほとんどを監査担当である監査法人アーンスト・アンド・ヤングに送金したことが公開された。

QuadrigaCXは昨年創業者が急死したことで、同社の保管していたビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含む1億9000万カナダドル(約158億円)相当の仮想通貨にアクセスできないと主張して債権者保護を申請していた。

木曜日に公開された同社の債権者保護訴訟に関するふたつめのレポートの中で、アーンスト・アンド・ヤングは「2月14日に送信テストをした後、QuadrigaCXの保有していた仮想通貨資産を監査役(アーンスト・アンド・ヤング)に送金することに成功した」と述べている。最初にごく少額の仮想通貨が無事送信されるかを確認してから、アーンスト・アンド・ヤングのコールドウォレット(オフラインの仮想通貨保管場所)へと送信されたようだ。

譲渡された仮想通貨は合計で、51BTC(約2,200万円相当のビットコイン)、951ETH(約1,600万円相当のイーサリアム)の他, 33 BCH(ビットコインキャッシュ), 2,000 BTG(ビットコインゴールド)、822 LTC(ライトコイン)となる。アーンスト・アンド・ヤングは、裁判所の指示が出るまでこれらの仮想通貨資産を保管することとなる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 仮想通貨大量紛失のカナダ取引所、監査法人に資産を送金【フィスコ・ビットコインニュース】