大手総合商社の三井物産<8031>は8日、完全子会社であるグルーヴァース社を通して、健康増進を目的に、ブロックチェーン技術を活用した共通ポイント事業「ウェルネス貯金」へ参入すると発表した。まずは広島市を中心に2019年2月15日~5月14日の3か月間、実証実験を行うとしている。

新事業「ウェルちょ貯金」では、消費者のウェルネスを応援する企業で構成される組織「ウェルネス応援隊」が、自社が提供する商品やサービスに「エール」というポイントを付与する。利用者は、スマートフォンアプリ「ウェルちょ」を通じて、商品に付与されたQRコードを読み取ることで「エール」を受け取る仕組みとなっている。獲得したポイントは、健康診断やマッサージ、薬局などの「ウェルネスステーション」で利用できるようだ。

日経新聞の報道によれば、「ウェルちょ」のシステムは、ポイントのデータをブロックチェーンで管理する仕組みとなっており、日本IBMが開発したという。同報道では、オープンソースのブロックチェーン「ハイパーレッジャー・ファブリック」を使い、短期間で開発と検証を繰り返すアジャイル型で開発したと報じている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 三井物産、ブロックチェーンを活用した共通ポイント事業「ウェルネス貯金」へ参入【フィスコ・ビットコインニュース】