米国シアトルのコーヒーチェーン、スターバックスの元会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)のハワード・シュルツ氏は27日、2020年の米国大統領選に出馬する意向を見せた。シュルツ氏は以前、仮想通貨が将来の現金不要なデジタル経済の一因を担うと述べていた。しかし、ビットコインを合法的な仮想通貨とは見ていない。

シュルツ氏はビットコインが広範に利用される通貨に発展するとは予想していないが、その基盤となるブロックチェーン技術には様々な潜在性があると主張。同社の新たな支払いシステムへの移行を支援するとの考えを示した。短期ではなく、長期的な見解から、消費者がよりデジタル通貨に関し信頼を持つことになるためだと説明した。

加えて、スターバックスは昨年、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つICEなどと協力し、ビットコイン先物取引所、Bakktの設立に携わった。小売り店は、デジタル資産から米国ドルへの実践的交換の発展を支援することになると加えた。

市場では買い材料とはとらえられていない。仮想通貨ビットコイン相場は28日も冴えない。再び3500ドル(38.2万円相当)を割り込んだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 仮想通貨に理解を示すシュルツ氏が2020年米大統領選出馬か【フィスコ・ビットコインニュース】