香港証券取引所(HKEX)のCEOチャールズ・リ・シャオジア氏がスイスで開催中の世界経済フォーラム(ダボス会議)で、仮想通貨マイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要な計算作業)企業大手ビットメイン社が同取引所にIPO(新規公開株)の申請を出していることについて触れ、上場するには企業のビジネスモデルに一貫性があることが重要だと述べた。サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙が報じた。

同氏は「もしもある企業があるビジネスAを通じて数十億ドルを稼いだ後、突然何のパフォーマンスも示さずに全く別のビジネスBを始めるといった場合、その企業が申請書で取り上げているビジネスAに持続可能性があるとは思わない」とし、また「規制当局が過去に(ビジネスAに対して)規制していなかったが、将来的に規制が行われるとわかっている場合、ビジネスを継続することができるだろうか?」と発言している。

ビットメイン社は特に昨年上半期、マイニング機器販売から大きな収益を占めていたが、ビットコインの価格下落に伴いマイニングの収益性が低まると共に、人員削減などを行っている。また同社は昨年、人口知能(AI)の分野にも目を向ける計画であると発表していた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 香港証券取引所CEO、ダボス会議で注目のビットメイン社IPOに言及【フィスコ・ビットコインニュース】