米テキサス州は2日、ビットコインなど仮想通貨より価値が安定するステーブルコインについて、テキサス州の法律では通貨(money)に相当し、発行者はライセンスを取得する必要があるという見解を示した。

テキサス州のバンキング部門が出したガイダンスによると、法定通貨に裏付けられたステーブルコインを将来的に通貨と交換する「約束」の下で受け取れば、それは送金に該当する。このため、法定通貨に裏付けられたステーブルコインは、送金業者法(Money Services Act)における通貨(money)に分類されるという。

一方、仮想通貨に関してガイダンスは、「通貨(money)」に当たらないと指摘。このため、先述のように将来的な「約束」をもとに受け取っても送金には当たらず、発行者は交換業者としてのライセンスを取得する必要がないという寛大な見解を示した。ただ、「法定通貨の扱われ方次第で仮想通貨も送金とみなされる場合もあるかもしれない」と付け加えた。

(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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情報提供元: FISCO
記事名:「 米テキサス州 「ステーブルコインは“通貨”に相当」 仮想通貨とは異なる見解