AIで美味しい店を検索できるグルメSNS「シンクロライフ」を運営するGINKANは、世界初となる、レストランレビューへのトークン報酬を導入した新バージョンβ版を公開したことを2日付で発表した。

同アプリの香港法人は、昨年9月から10月にかけてICO(仮想通貨による資金調達)を実施し、755イーサリアム(ETH))を調達した。今回のβ版のリリースは、このICOプロジェクトにおける最初のマイルストーンの達成となる。

新バージョンでは、良質なレビュー、翻訳、レストラン情報の作成や更新などに対し、報酬として独自トークン「シンクロコイン(SYC)」を提供する。なお、報酬制度はレビュアー自身の信頼スコアが反映されるため、レビュアーがレストランから依頼されてレビューを投稿するなどの不正を抑制できるとみている。また、ユーザーが利用可能な仮想通貨ウォレット機能も搭載する。報酬として受け取ったSYCを管理することができ、レストランでの仮想通貨・トークン決済も可能となる。今後もイーサリアムを始め様々な仮想通貨を追加する予定だという。

シンクロライフは、ユーザーがレストランでの食体験をレビューとして投稿できるグルメSNSである。レストラン検索機能は、ユーザーのレビュースコア等を独自のアルゴリズムで分析し、AIを搭載することで良質なレストランを素早く見つけられるという。

同アプリは昨年7月、155ヵ国以上で利用可能とし、日本語・英語・韓国語・中国語の4言語の世界版を公開してグルーバル展開を開始している。昨年秋に実施したICOでは、「独自トークンを導入することで、トークンエコノミーを形成する」ことを目標に掲げていた。今回のリリースは、同社が以前から計画していたトークンエコノミー構想の実現の第一歩といえるだろう。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 グルメSNSのシンクロライフ、レストランレビューにトークン報酬を世界初導入【フィスコ・ビットコインニュース】