米国の金融大手ゴールドマンサックスは17日、ロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の後任に、デービッド・ソロモン社長兼最高執行責任者(COO)を充てる人事を正式に発表した。10月1日付。

ソロモン氏は、先月、同行のポートフォリオにビットコインや仮想通貨のサービスをさらに加えることを検討していると語っている。このため、ソロモン氏がCEO職に就いたのち、仮想関連ビジネスがさらに拡大する可能性がある。

ソロモン氏はブルーンバーグとのインタビューで、ゴールドマンサックスはすでにビットコインに連結した派生商品を顧客に提供しているが、今後はこのビジネスを発展させ、環境を整えていく必要があると語った。

JPモルガン銀行のダイモンCEOがビットコインに関し、「詐欺」と否定的な見方を示す一方で、ゴールドマンサックスの現CEOのブランクファイン氏はなじみがないだけで、アイディアを真っ向から否定することはしないとしていた。

ソロモン氏はパートタイムでNYやマイアミのクラブで「DJ D-Sol」としてDJをするなど、型破りの銀行員として知られており、このような新規事業の拡大に躊躇することはないとの憶測を強めるさらなる理由となったようだ。

ビットコインは17日、機関投資家参入への期待などを受けた買いに10%近く急伸。1カ月ぶり高値を更新した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 GSの新CEO、BTCビジネス拡大に意欲【フィスコ・ビットコインニュース】