韓国の仮想通貨取引所最大手であるビッサム(Bithum)が、ハッキングによる3000万ドル(約32億9700万円)相当の盗難被害に遭ったことを日本時間午前10時頃にアナウンスした。

ビッサムはビットコインやリップル、イーサリアムなどの仮想通貨市場で高い取引シェアを持ち、ビットコイン/韓国ウォンの取引量の過去24時間におけるシェアは48.45%(午後12時時点、クリプトコンペアより)と韓国最大の取引所だ。

アナウンスでは複数の仮想通貨が盗難被害に遭い、その総額が3000万ドル相当であること、また、盗難された仮想通貨についてはビッサムが補填すること、また、現時点ですべての仮想通貨資産はコールドウォレット(インターネットと接続せずに仮想通貨を保管する場所)に移していることなどが報告されている。

韓国では、6月10日にも仮想通貨取引所コインレイル(Coinrail)がハッキングを受けて複数の仮想通貨の盗難被害に遭い4000万ドル(約43億9600万円)相当の被害が報告されており、ビットコイン価格はこの報道の後11日には約7.4%の下落を見せた(フィスコ仮想通貨取引所のビットコイン/円チャートより)。今回の報道の後にも、価格は一時72万5560円の安値をつけて下落基調となった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 韓国の最大手仮想通貨取引所、3000万ドルのハッキング被害【フィスコ・ビットコインニュース】