欧州中央銀行(ECB)の理事で、フィンランド中銀のリーカネン総裁は8日、フィンランドの首都ヘルシンキでの講演で、もし、ビットコインが一種の支払いの手段であることを意図して作られたものであるならば、その目標には未達だと指摘した。

かわりに、高リスクの投資商品だと主張。しかし、多くの中央銀行関係者と同様に、ビットコインと分散型レジャーテクノロジーを識別。支払い以外のアプリケーションは有益かもしれないと指摘した。フィンランド中銀を含む他のユーロシステム内の中央銀行はテクノロジーを精査しているとした。現行の形式では、中央銀行のシステムの基本条件に見合わないと加えた。

ビットコインは金融当局者だけでなく、伝統的な投資家からも否定的な意見が相次いだ。米マイクロソフト(Microsoft)共同創業者のビル・ゲイツ氏は、「可能であれば売り持ちにしたい」としたほか、バークシャーハサウェイの会長兼CEOウォーレンバフェット氏、副会長のチャーリー・マンガー氏は「殺鼠剤」と表現している。

ビットコインは8日も続落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 リーカネンECB理事、BTCは高リスクの投資商品、他のテクノロジーは有益【フィスコ・ビットコインニュース】