仮想通貨ビットコインは12日、ニューヨーク市場の寄り付きで17%高、一時8000ドルを上回った。コインベースのデータで高値は8011ドル。短期投機家のストップロスを巻き込んだ買戻しが加速したと見られている。CBOEビットコイン先物(4月限)は8080ドルまで上昇後、7650ドルに反落。CMEビットコイン先物(4月限)は8105ドルへ上昇後、7600ドルへ反落するという荒い動きとなった。

仮想通貨トレーディング会社Cypher Capitalによると、最近のトレードで売り持ち高が膨らみ、買い持ちを上回っていたことが観測されている。最近の価格の下落にもかかわらず次世代ビットコインの開発は止んでいないようだ。規制取り締まり強化への警戒感は存続するものの、米国の確定申告日期限である今月17日を過ぎれば、価格が再び上昇するとの期待も少なくない。

ファンドストラットグローバルアドバイザーのテクニカルストラティジスト、Sluymer氏は顧客向けレポートの中で、「仮想通貨の価格が改善する初期の兆しが見られる」と指摘。ここ2週間、6500ドルの下値支持水準を上回る水準で安定しており、次のレジスタンスは9000ドル」としている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 BTC、一時8000ドル台、価格回復の初期の兆候との見方も【フィスコ・ビットコインニュース】