英中央銀行のイングランド銀行のカーニー総裁が19日、仮想通貨のビットコインについて、「通貨に関する伝統的な基準で評価すると失敗した」と語ったことが明らかになった。

カーニー英中銀総裁は、ビットコインが価値の保存に向かないことや決済手段として使用されていないことを指摘し、通貨としての機能に否定的な見方をしていることを伝えたという。ロンドンのリージェンツ大学で行われた学生向けの講演会での発言として、ロイター通信が報じた。一方、仮想通貨の基幹技術であるブロックチェーン技術については、金融取引を非中央集権的に認証する手段として有効かもしれないという考えを示した。

英中央銀行は2015年2月に、仮想通貨発行の可能性について議論を開始し、研究チームを組成するなどかねてより仮想通貨に関心を寄せていた。しかし2017年12月には、カーニー英中銀総裁が、民間金融機関への影響に対する懸念を理由に、現状では独自の仮想通貨を発行する計画はないと明かしたと、ブルームバーグが報じている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 カーニー英中銀総裁、ビットコインは「通貨として失敗」と述べる【フィスコ・ビットコインニュース】