ビットコイン価格は6日、各国で相次ぐ規制などを受け、3カ月ぶりに1BTC=6,000ドルを割り込んだ。2017年12月のピーク時には20,000ドルをつけていたビットコインだが、ピーク時からは70%、年始からは40%ほど下落したことになる。

しかし、6,000ドルを割り込んだ6日を境に反発を見せており、8日の16時現在、1BTC=8,000ドル前後で推移している。ほかの仮想通貨も足元ではビットコイン同様に反発しており、大手仮想通貨情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、時価総額ではビットコインに次いで2番目のイーサリアムは前日比7%前後、3番手のリップルは同3%前後の上昇を見せている。

ビットコインの反発の背景には、6日に開催された米上院での仮想通貨に関する公聴会があるようだ。公聴会では米証券先物取引委員会(CFTC)のJ・クリストファー・ジャンカルロ委員長及び、米証券取引委員会(SEC)のジェイ・クレイトン委員長が議会証言を行い、仮想通貨の規制におけるCFTC・SECの役割が議論された。

韓国やインドなどで相次ぐ規制強化や、米SNS最大手のフェイスブックによる広告の禁止、銀行のクレジットカードによる仮想通貨購入の規制などの外部要因が市場のセンチメントを悪化させた。しかし、短期的な乱高下は予期しうるものであり、こうした規制はむしろ歓迎すべきだとの見方をする仮想通貨支持者もいる。米政府が国家レベルで規制を行い、管理・監督方針を整えることで仮想通貨への信用が向上すると考えているのだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコイン価格が3カ月ぶりの安値から反発した理由とは【フィスコ・ビットコインニュース】