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25日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1397.31ポイント安(-1.02%)の135767.30で引けた。日中の取引レンジは135,564.69-137,162.54となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。欧米市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りは広がった。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた。一方、原油価格の上昇や中国当局が景気対策を強化していることなどが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2790.78 +1.67%
25日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.83ポイント高(+1.67%)の2790.78となった。日中の取引レンジは2,759.92-2,790.78となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格と通貨ルーブルの同時上昇が指数を押し上げた。また、経済指標の改善も支援材料。5月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の1.5%から1.8%に上昇し、予想の0.4%を上回った。ほかに、中国当局が消費刺激など景気対策を強化していることが対中輸出の拡大期待を高めた。
【インド】SENSEX指数 82755.51 +0.85%
25日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比700.40ポイント高(+0.85%)の82755.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同200.40ポイント高(+0.80%)の25244.75で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。海外株の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、米長期金利の低下も外資の流出懸念を後退させた。国内では、成長予想の上方修正が好感された。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、2025年度のインド成長予想を0.2%引き上げ、6.5%とした。モンスーン(雨季)が通年並みに進んでいるほか、原油価格の下落や金融緩和の実施などが挙げられた。
【中国】上海総合指数 3455.97 +1.04%
25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比35.41ポイント高(+1.04%)の3455.97ポイントと3日続伸した。昨年12月12日以来、約6カ月半ぶりの高値水準を回復している。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。高騰している原油相場が落ち着きを取り戻したことや、中国の政策に対する期待感が支えだ。イランとイスラエルが停戦で合意する中、24日のWTI原油先物は前日比6.0%安と大幅続落(前日は7.2%安)。イラン国会がホルムズ海峡封鎖を決議した22日には約5カ月ぶりの高値に急伸したが、イスラエルがイランに攻撃を開始した頃の水準に落ち着いた。資源インフレが経済を圧迫するとの懸念が薄らいでいる。また、中国人民銀行(中央銀行)、国家発展改革委員会、財政部など6部門は24日、「消費の振興と拡大を金融で支援するための指導意見」を発表。金融支援で消費を刺激する構えだ。朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げている。
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