- 週間ランキング
16日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比706.45ポイント高(+0.54%)の131749.72で引けた。日中の取引レンジは130780.18-132232.66となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。インフレ率の鈍化が好感され、買いは継続。また、中国当局が財政出動を追加するとの観測も引き続き好感された。ほかに、米株高などが買い安心感を与えた。一方、原油価格の下落などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 2783.46 -0.80%
16日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比22.33ポイント安(-0.80%)の2783.46ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,781.28-2,827.15となった。
プラス圏でもみ合った後は後半マイナス圏に転落した。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料となった。一方、インフレ率の落ち着きなどが指数をサポート。また、中国当局が財政出動を追加するとの観測も引き続き好感された。
【インド】SENSEX指数 81501.36 -0.39%
16日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比318.76ポイント安(-0.39%)の81501.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.05ポイント安(-0.34%)の24971.30で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。インフレ率の加速が利下げ期待を後退させた。エコノミストらは、9月のインフレ率がインド準備銀行(中央銀行)のインフレ目標4%前後を上回っており、12月の金融政策理事会では利下げが見送られるとみている。また、外国人投資家(FII)の売り継続も圧迫材料。FIIはこの日まで13日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3202.95 +0.05%
16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.66ポイント高(+0.05%)の3202.95ポイントと小反発した。
中国当局の景気支援スタンスが相場を支える流れ。住宅都市農村建設部は17日、財政部と中国人民銀行(中央銀行)の当局者と共に会見を開き、低迷する不動産業界を支援する方針を示す見込みだ。また、財政部が先ごろ、追加の財政出動で景気を下支えする方針を示したことについては、10月末に開かれる全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の承認を待って、規模など具体的な内容が明らかにされるとの見方もある。ただ、上値は限定的。9月の中国物価統計や貿易統計が予想を下回る中、デフレや景気鈍化が懸念されている。今週18日(日本時間11時ごろ)に公表される各種経済指標(9月の小売売上高や鉱工業生産のほか、第3四半期のGDP成長率など)の内容も気がかり。指数は安く推移する場面もみられている。
<CS>