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12日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比647.31ポイント安(-0.48%)の134029.44で引けた。日中の取引レンジは133591.04-134776.87となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。利上げ懸念が足かせとなった。来週に発表される政策金利であるセリック金利は現水準の10.50%から10.75%に引き上げられると予測されている。一方、指数の下値は限定的。海外株高が好感されたほか、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。また、経済指標の改善も支援材料。7月の広義小売売上高の上昇率(前年同月比)は前月の2.1%(改定値)から7.2%に加速し、予想の6.0%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 2615.00 -1.99%
12日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比53.03ポイント安(-1.99%)の2615.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは2603.81-2656.31となった。
売りが先行した後も下げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ率の加速に伴う利上げ懸念の高まりが嫌気され、売りが広がった。また、欧米との対立激化なども圧迫材料。一方、海外株高や原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 82962.71 +1.77%
12日のインドSENSEX指数は反発。前日比1439.55ポイント高(+1.77%)の82962.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同470.45ポイント高(+1.89%)の25388.90で取引を終えた。
買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、終盤上げ幅を急拡大させた。前日の米ハイテク株の上昇に加え、この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株も買いが先行。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料となった。FIIはこの日、4日連続の買い越しとなった。国内では、利下げ期待の高まりなどが引き続き好感された。
【中国本土】上海総合指数 2717.12 -0.17%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.67ポイント安(-0.17%)の2717.12ポイントと続落した。2月5日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げている。
前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国経済の先行き不安が依然としてくすぶっている。これまでに公表された物価や貿易などの統計は、デフレや企業活動縮小、内需不振などが懸念される内容だ。また、週末には8月の各種統計(14日に8月の小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融)がまとめて発表される予定。ほか、来週は中秋節で本土市場が16-17日に休場となる。買い手控え要因として意識された。ただ、下値は限定的。このところの下落基調を受け、値頃感に着目した買いで、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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