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10日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比417.62ポイント安(-0.31%)の134319.58で引けた。日中の取引レンジは133754.18-134737.68となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を強めた。また、欧米株がさえない展開を示したことも警戒された。一方、指数の下値は限定的。貿易収支の改善やインフレ率の鈍化などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2671.38 -1.18%
10日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比31.79ポイント安(-1.18%)の2671.38ポイントで引けた。日中の取引レンジは2667.06-2729.73となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、原油価格の大幅下落も資源セクターの売り手掛かり。ほかに、欧米市場がさえない展開を示したことが懸念材料となった。
【インド】SENSEX指数 81921.29 +0.44%
10日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比361.75ポイント高(+0.44%)の81921.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同104.70ポイント高(+0.42%)の25041.10で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。国内の利下げ期待の高まりが好感された。エコノミストらは、インド準備銀行(中央銀行)が2025年3月まで50bp(ベーシスポイント)の利下げを実施すると予測している。また、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が再び高まっていることも、外資の流出懸念を後退させた。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日、2日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 2744.19 +0.28%
10日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.70ポイント高(+0.28%)の2744.19ポイントと3日ぶりに反発した。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日まで、連日で約7カ月ぶりの安値水準を切り下げていた。中国人民銀行(中央銀行)が前日に続き資金供給していることもプラス。人民銀は朝方、リバースレポを通じ満期分との差引で1848億人民元を市中供給している。一方、本日の取引時間中に公表された8月の貿易統計はまちまちの内容。米ドル建て輸出が前年同月比8.7%増(予想は6.6%増)と上振れる半面、輸入は0.5%増(予想は2.5%増)に下振れている。輸出が大幅に伸びたことは好感されたものの、内需の弱さが不安視された。
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