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5日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比391.75ポイント高(+0.29%)の136502.48で引けた。日中の取引レンジは135959.32-136656.04となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、国内総生産(GDP)の上振れなども引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。欧州市場がさえない展開を示したことや、原油価格の下落などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 2621.62 +0.63%
5日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.47ポイント高(+0.63%)の2621.62ポイントで引けた。日中の取引レンジは2607.52-2662.00となった。
おおむねプラス圏で推移し、終盤は上げ幅を縮小させた。インフレ率の落ち着きが支援材料。年初来から9月2日までの消費者物価指数(CPI)上昇率は前回超過の5.19%から5.17%まで鈍化した。また、経済指標の改善なども引き続き好感された。一方、欧州市場がさえない展開を示したことや、原油安などが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 82201.16 -0.18%
5日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比151.48ポイント安(-0.18%)の82201.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同53.60ポイント安(-0.21%)の25145.10で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米中景気の先行き不透明感が払しょくされていないことが輸出伸びの鈍化懸念を強めた。また、インフレ率の加速懸念なども引き続き懸念材料となった。ほかに、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせに。FIIはこの日、6日ぶりに売り越しに転じた。
【中国本土】上海総合指数 2788.31 +0.14%
5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.04ポイント高(+0.14%)の2788.31ポイントと4日ぶりに小反発した。
自律反発狙いの買いが先行する流れ。前日の上海総合指数は3日続落し、2月5日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げていた。また、中国で近く、住宅ローン金利が引き下げられるとの観測や、外国為替市場で対米ドルの人民元安が進んだことも好感されている。ただ、上値は限定的。中国では来週、8月の各種経済統計が集中して発表されるため(9日に物価、10日に貿易、14日に小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融)、様子見ムードも漂った。
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