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14日のブラジル株式市場は7日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比919.69ポイント高(+0.69%)の133317.66で引けた。日中の取引レンジは132112.23-133777.18となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で高値警戒感が強まったほか、弱い経済指標が足かせとなった。6月の小売売上高の上昇率(前年同月比)は前月の7.8%(改定値)から4.0%に低下し、予想の5.7%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 2871.11 -0.47%
14日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比13.49ポイント安(-0.47%)の2871.11ポイントで引けた。日中の取引レンジは2867.64-2908.63となった。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、インフレ率の加速も利下げ期待を後退させた。年初から8月12日までの消費者物価指数(CPI)上昇率は前回調査の4.99%から5.11%まで加速した。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇や早期の米利下げ期待などが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 79105.88 +0.19%
14日のインドSENSEX指数は3日ぶりに小反発。前日比149.85ポイント高(+0.19%)の79105.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.75ポイント高(+0.02%)の24143.75で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。昨夜の欧米市場の上昇が好感され、インド株にも買いが優勢。また、早期の米利下げ期待の高まりなども外資の流出懸念を後退させた。国内では、利下げ期待の高まりが好感された。インフレ率の低下に加え、内需の伸び鈍化を受け、早期の利下げが必要だとの見方が広がっている。
【中国本土】上海総合指数 2850.65 -0.60%
14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.29ポイント安(-0.60%)の2850.65ポイントと反落した。2月7日以来、約半年ぶりの安値水準を切り下げている。
融資縮小が投資家心理の重しとなる流れ。中国人民銀行(中央銀行)が13日に公表した7月の金融統計では、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びが予想をやや上回ったものの、人民元建て新規融資額が予想を大幅に下回った。融資額は前月比で88%も縮小し、15年ぶりの低水準に落ち込んでいる。企業や個人の需要低迷が危ぐされる状況だ。また、中国ではあす15日、7月の小売売上高や鉱工業生産などが発表される。内容を見極めたいとして、買いを手控えるムードも漂った。
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