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8日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1147.00ポイント高(+0.90%)の128660.88で引けた。日中の取引レンジは127515.17-128792.99となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米景気の悪化懸念が後退していることが好感され、買いは継続。また、米株の大幅反発も買い安心感を与えた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2852.51 -0.78%
8日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比22.43ポイント安(-0.78%)の2852.51ポイントで引けた。日中の取引レンジは2846.93-2888.10となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州市場がさえない展開を示したことを受け、ロシア市場にも売り圧力が強まった。また、4-6月期の国内総生産(GDP、速報)が週末に発表される予定となり、慎重ムードも高まった。一方、米株が大幅に反発したことが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 78886.22 -0.73%
8日のインドSENSEX指数は反落。前日比581.79ポイント安(-0.73%)の78886.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同180.50ポイント安(-0.74%)の24117.00で取引を終えた。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。この日のアジア市場や欧州市場がさえない展開を示したことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、食品インフレ率が一段と加速するとの観測も引き続き嫌気された。ほかに、政策金利の発表を控え、慎重ムードは強まった。なお、インド準備銀行(中央銀行)はこの日、市場予想通り政策金利を6.50%に据え置くと決定した。
【中国本土】上海総合指数 2869.90 +0.00%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.07ポイント高(+0.00%)の2869.90ポイントと小幅ながら3日続伸した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の内需不振が懸念される中、当局は追加の景気テコ入れ策を速やかに打ち出すとの見方が根強い状況だ。懸案の不動産対策に関しては、「住宅在庫の買い上げ」がこれから本格化すると予想されている。深セン市政府は7日、売れ行き不振の商品住宅を買い取り、低・中所得層向けの「保障性住宅」に転用すると発表した。ただ、全体としては方向感を欠く。指標発表を前に、様子見ムードも漂った。中国では9日に7月の物価統計、15日に小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融統計が相次ぎ公表される。
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