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30日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比814.65ポイント安(-0.64%)の126139.21で引けた。日中の取引レンジは125972.91-126950.76となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、インフレ率の加速も嫌気された。7月のFGVインフレIGPMは前月比で3.82%上昇し、前月の2.45%と予想の3.68%を上回った。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な買いは手控えられた。
【ロシア】MOEX指数 2944.78 +1.30%
30日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比37.83ポイント高(+1.30%)の2944.78ポイントで引けた。日中の取引レンジは2895.25-2951.66となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感強まり、買い戻しが優勢となった。また、通貨ルーブルの上昇もロシア株の支援材料。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な買いは手控えられた。
【インド】SENSEX指数 81455.40 +0.12%
30日のインドSENSEX指数は強含み。前日比99.55ポイント高(+0.12%)の81455.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.20ポイント21.20ポイント(+0.09%)高の24857.30で取引を終えた。
中盤は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を再び縮小させた。インド経済が安定的に成長するとの観測が好感された。2024年度のインドの成長率が7%以上になると予測されている。シンクタンクNCAERは最新リポートで、モンスーン(雨季)の降雨量が例年並みになっていると指摘、電力供給の不安定が解消されると強調した。
【中国本土】上海総合指数 2879.30 -0.43%
30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.55ポイント安(-0.43%)の2879.30ポイントと3日ぶりに反落した。2月8日以来、約5カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。
人民元安の進行が警戒される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は30日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約8カ月ぶりの元安水準に設定している。中国本土からの資金流出が懸念された。中国景気の先行きも不安視。米金融大手のシティグループは29日、中国の2024年経済成長率予想を前年比5.0→4.8%に下方修正した。「足元で公表された中国経済指標は、経済活動が7月に弱まったことを示唆した」と指摘している。
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