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20日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.15%(184.56ポイント)高の120445.91で引けた。日中の取引レンジは120156.30-121606.64となった。
高く寄り付いた後は上げ幅を縮小させ、その後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、欧州市場の上昇や米利下げ期待の高まりなど外部環境の好転もサポート材料となった。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3123.43 +3.17%
20日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.17%(95.96ポイント)高の3123.43ポイントで引けた。日中の取引レンジは2996.44-3123.43となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。MOEX指数が前日約半年ぶりの安値水準を更新しており、売られすぎ感から買い戻しが優勢。また、通貨ルーブル安も輸出大手の物色手掛かりとなった。ほかに、欧州市場の上昇が米利下げ期待の高まりなどが支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 77478.93 +0.18%
20日のインドSENSEX指数は強含み。前日比141.34ポイント高(+0.18%)の77478.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同51.00ポイント高(+0.22%)の23567.00で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日まで4日連続の買い越しとなった。また、製造業などへの予算割り当てが拡大されるとの期待も対象銘柄の支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3005.44 -0.42%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.61ポイント安(-0.42%)の3005.44ポイントと続落した。3月27日以来、約3カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国と西側諸国の関係悪化や、人民元安の進行も懸念材料だ。中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を昨年11月以来の元安水準に設定。20日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が年初来安値を更新している。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感などで、指数はプラス圏で推移する場面もあった。一方、寄り付き前に発表された実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、銀行貸出の指標となる1年物LPRが3.45%、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRが3.95%に予想通り据え置かれた。相場に対する影響は限定されている。
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