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18日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比492.58ポイント高(+0.41%)の119630.44で引けた。日中の取引レンジは118872.22-120108.98となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、米長期金利の低下も外資の流出懸念をやや後退させた。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。一方、インフレ率の加速などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 3114.15 -2.18%
18日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比69.53ポイント安(-2.18%)の3114.15ポイントで引けた。日中の取引レンジは3109.09-3176.01となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念の高まりが売り圧力を強めた。また、欧州連合(EU)がロシアに対して新な経済制裁を追加するとの観測も引き続き圧迫材料。ほかに、通貨ルーブル高が輸出大手の売り手掛かりとなった。一方、ブレント原油価格や欧米市場が上昇したが、相場を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 77301.14 +0.40%
連休明けとなる18日のインドSENSEX指数は強含み。前日比308.37ポイント高(+0.40%)の77301.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同92.30ポイント高(+0.39%)の23557.90で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。税収の増加が財政支出の拡大期待を高めた。今年4月から6月までの直接税収額は前年度同期比で9.8%増加したと報告された。また、米ソフトランディング期待も外資の流出懸念をやや緩和させた。ほかに、外貨準備高の増加が支援材料。6月7日まで一週間の外貨準備高の残高は6558億米ドルまで拡大し、過去最高の水準を記録した。
【中国本土】上海総合指数 3030.25 +0.48%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.36ポイント高(+0.48%)の3030.25ポイントと反発した。
値ごろ感に着目した買いが相場を支える流れ。上海総合指数は前日、約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。半導体産業などの振興や公共事業の拡充など、中国政府の景気支援に向けた動きも改めて材料視されている。ただ、上値は重い。中国不動産業の業績懸念がくすぶっているほか、通商問題を巡り、中国と西側諸国が対立を深めていることもネガティブ材料だ。指数は安く推移する場面もみられている。
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