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13日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比368.49ポイント安(-0.31%)の119567.53で引けた。日中の取引レンジは119170.66-120222.24となった。
横ばいで寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。経済指標の悪化が指数の足かせに。4月の小売売上高の増加率(前年同月比)は2.2%となり、前月の5.7%と予想の3.9%を下回った。また、欧州市場の下落や米景気の減速懸念なども圧迫材料。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3171.69 +0.02%
休み明けとなる13日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.59ポイント高(+0.02%)の3171.69ポイントで引けた。日中の取引レンジは3032.05-3178.01となった。
売りが先行した後は徐々に買い戻され、終盤はプラス圏を回復した。欧州市場の下落など海外環境の悪化が足かせに。また、欧米との対立激化なども懸念材料となった。一方、資源大手の買いが終盤の上昇につながった。また、原油価格の上昇も好感された。
【インド】SENSEX指数 76810.90 +0.27%
13日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比204.33ポイント高(+0.27%)の76810.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同75.95ポイント高(+0.33%)の23398.90で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。インフレ率の鈍化が好感された。これに伴う利下げ期待は高まっている。5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は4.75%、12カ月ぶりの低水準を記録。また、2024年度の通期の予算が7月に発表されるとの観測も、モディ政権3期目による予算の拡大期待を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3028.92 -0.28%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.55ポイント安(+0.28%)の3028.92ポイントと反落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国発の新規買い材料に乏しい中、中国と西側諸国の対立が不安視されている。欧州連合(EU)と米国は中国製の電気自動車(EV)に対し、追加関税を課す方針を表明。中国側も対抗措置を打ち出すとみられている。中国指標の発表も気がかり。国内では、15日までに5月の金融統計、週明け17日に同月の鉱工業生産や小売売上高などが公表される予定だ。12日に発表された5月の中国物価統計がまちまちの内容だっただけに推移を見極めたいとするムードも広がっている。米長期債利回りの低下などを手がかりに、朝方は強含む場面がみられたものの、上昇の勢いは続かなかった。
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