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24日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比407.38ポイント安(-0.33%)の124740.69で引けた。日中の取引レンジは124555.92-125472.55となった。
買いは先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米金利の上昇も外資の流出懸念を強めた。一方、指数の下値は限定的。経済指標の改善が指数を下支えした。4月のFGV消費者信頼感指数は93.2となり、前月の91.3を上回った。
【ロシア】MOEX指数 3479.17 +0.24%
24日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.49ポイント安(-0.31%)の3428.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは3423.17-3445.67となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米長期金利の上昇も警戒された。ほかに、経済指標の悪化が景気不安を強めた。3月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は4.0%となり、前月の8.5%を下回った。
【インド】SENSEX指数 73852.94 +0.16%
24日のインドSENSEX指数は強含み。前日比114.48ポイント高(+0.16%)の73852.94、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同34.40ポイント高(+0.15%)の22402.40で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。海外株の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、米利下げ期待が再び高まっていることも外資の流出懸念を後退させた。国内では、インド経済が安定的に成長するとの観測が好感された。
【中国本土】上海総合指数 3044.82 +0.76%
24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.84ポイント高(+0.76%)の3044.82ポイントと4日ぶりに反発した。
中国の市場支援策が改めて好感される流れ。中国政府は上場企業の投資価値引き上げに向け、株主還元を重視するよう促している。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、市場改革により配当や自社株買い、企業統治の改善が高まれば、本土A株の評価額は最大40%増えると指摘した。中国と欧米の対立が強まっていることなどを嫌気し、指数は上値の重い場面がみられたものの、引けにかけて上げ幅を広げている。
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