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28日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比415.48ポイント高(+0.33%)の128106.10で引けた。日中の取引レンジは127270.19-128363.98となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、米国内総生産(GDP)確定値の上方修正も対米輸出の拡大期待を高めた。一方、指数の上値は重い。レアル安の進行が足かせとなった。また、翌29日はグッドフライデーで休場となるため、積極的な売買も手控えられた。
【ロシア】MOEX指数 3312.77 +0.26%
28日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比8.68ポイント高(+0.26%)の3312.77ポイントで引けた。日中の取引レンジは3301.52-3313.59となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が支援材料。また、経済指標の改善も引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、過熱感からやや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 73651.35 +0.90%
28日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比655.04ポイント高(+0.90%)の73651.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同203.25ポイント高(+0.92%)の22326.90で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。成長予想の上方修正が好感された。モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、2024年度のインドの成長予想をこれまでの6.5%から6.8%に引き上げた。23年度の成長予想は7.9%になると予測。MSは、インドの成長の勢いは続くとの見方を示し、農村と都市間の消費格差が縮小されると予想した。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIはこの日まで3日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3010.66 +0.59%
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.52ポイント高(+0.59%)の3010.66ポイントと反発した。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日の下落で、約1カ月ぶりの安値を付けたとあって、値ごろ感が着目されている。足元で下落の目立ったハイテク株などに、押し目買いが先行した。ただ、上値は限定的。米中対立の激化懸念がくすぶっている。
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