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21日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1595.98ポイント高(+1.25%)の129124.83で引けた。日中の取引レンジは127348.62-129209.98となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。一方、利下げの実施が指数をサポートした。ブラジル中央銀行はこの日の日本時間の早朝、政策金利であるセリック金利を予想通り年11.25%から10.75%に引き下げると決定した。
【ロシア】MOEX指数 3286.69 +0.60%
21日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比19.59ポイント高(+0.60%)の3286.69ポイントで引けた。日中の取引レンジは3259.03-3297.46となった。
後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。米利下げ期待の高まりが引き続き支援材料。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株のサポート材料となった。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、政策金利が翌22日に発表される予定となり、慎重ムードも強い。
【インド】SENSEX指数 72641.19 +0.75%
21日のインドSENSEX指数は強含み。前日比539.50ポイント高(+0.75%)の72641.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同172.85ポイント高(+0.79%)の22011.95で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米利下げ観測の高まりが外資の流出懸念を後退させた。また、この日のアジア市場がそろって堅調な値動きを示していたことも買い安心感を与えた。ほかに、成長予想の上方修正が改めて好感されたもようだ。
【中国本土】上海総合指数 3077.11 -0.08%
21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.57ポイント安(-0.08%)の3077.11ポイントと反落した。
戻り売りが優勢となる流れ。上海総合指数は2月に入ってから急ピッチに上昇し、足元では約5カ月ぶりの高値水準で推移していた。国内発の新規材料に乏しい中、いったん利益を確定する動きがみられている。また、米中関係の悪化懸念も改めて意識された。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済の持ち直しや、相場の先高観が続いていることはプラスだ。米国の年内利下げ見通しも好材料。中国でも金融緩和の余地が広がると期待された。指数は高く推移する場面もみられた。
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