- 週間ランキング
14日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比316.08ポイント安(-0.25%)の127689.97で引けた。日中の取引レンジは127192.19-12
8255.78となった。
買いが先行した後は売りに押され、その後は一進一退の展開を示した。欧米株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、米利下げ期待の後退も外資の流出懸念を強めた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。また、経済指標の改善も好感された。1月の小売売上高は前年比で4.1%上昇し、前月の1.3%と予想の0.8%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 3297.00 -0.71%
14日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.68ポイント安(-0.71%)の3297.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは3287.86-3318.49となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外株の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が高まった。また、米利下げ期待の後退なども圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 73097.28 +0.46%
14日のインドSENSEX指数は強含み。前日比335.39ポイント高(+0.46%)の73097.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同148.95ポイント高(+0.68%)の22146.65で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。堅調な成長観測が好感された。2024年度まで7%以上の成長率が維持されると予測されている。また、政府と民間の設備投資が拡大されるとの観測も景気の改善期待を高めた。モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、インド政府と民間が2003-07年のように設備投資を加速するとの見方を示した。2026年度までの設備投資が国内総生産(GDP)に占める割合を23年度に予測した34%から36%に引き上げた。
【中国本土】上海総合指数 3038.23 -0.18%
14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.60ポイント安(-0.18%)の3038.23ポイントと3日続落した。
米中対立の警戒感が投資家心理の重しとなる流れ。バイデン米政権は今年に入り、中国の自動車や半導体、バイオテクノロジー、プラットフォームなどの規制を強化しつつある。指標発表も気がかり。中国ではあす15日に3月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利、きょう14日または15日に2月の金融統計が発表される予定だ。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。国務院(内閣に相当)は13日、投資と消費の促進に向け、設備更新や消費財の買い替えを促すための具体的な数値目標を発表している。目標達成に向け、財政、金融面での支援も強化していく方針という。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
<CS>