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25日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比931.93ポイント安(-0.82%)の112829.97で引けた。日中の取引レンジは112680.27-114318.65となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米株安が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、経済指標の悪化も圧迫材料。10月のFGV消費者信頼感指数は前月の97.0から93.2まで低下した。一方、通貨レアル高の進行や原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3265.28 +0.01%
25日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.27ポイント高(+0.01%)の3265.28ポイントで引けた。日中の取引レンジは3243.25-3269.76となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。原油価格の上昇が好感された。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。海外市場が不安定な値動きを示したことが指数の上値を抑えた。また、利上げ懸念も引き続き圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 64049.06 -0.81%
25日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比522.82ポイント安(-0.81%)の64049.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同159.60ポイント安(-0.83%)の19122.15で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせとなった。また、インフレ率の加速観測も引き続き警戒された。インド国民の野菜消費が増加する傾向となっており、これがインフレ率を押し上げると指摘されている。
【中国本土】上海総合指数 2974.11 +0.40%
25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.87ポイント高(+0.40%)の2974.11ポイントと続伸した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は24日、1兆人民元(約20兆5000億円)規模の国債増発を承認した。また、習近平・国家主席は24日午後、中国人民銀行(中央銀行)を異例で訪問している。事情に詳しい関係者の話によれば、主席は政府高官を伴い、人民銀と国家外為管理局(SAFE)を訪れた。習氏の人民銀訪問は就任以来で初めて。中央政府が経済を重視しているとの見方が広がった。
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