*09:09JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は6日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まり 【ブラジル】ボベスパ指数 113761.90 +0.87%
24日のブラジル株式市場は6日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比977.38ポイント高(+0.87%)の113761.90で引けた。日中の取引レンジは112813.83-114248.72となった。

終始プラス圏で推移し、終盤は上げ幅を再び拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。一方、指数の上値は重い。原油安などが資源セクターの圧迫材料となった。

【ロシア】MOEX指数 3265.01 +0.04%
24日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.33ポイント高(+0.04%)の3265.01ポイントで引けた。日中の取引レンジは3237.08-3266.59となった。

売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、引け間際はプラス圏を回復した。海外株高が好感され、終盤のロシア株も買いが広がった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、利上げ観測も嫌気された。27日に発表される政策金利について、年13%から年14%に引き上げられると予測されている。

【インド】SENSEX指数 1105.90.53 +1.13%
24日のベトナムSENSEX指数でホーチミンのVN指数、ハノイのVH指数はいずれも大幅反発で、前日の大幅安から持ち直した。

ベトナム市場は前日の大幅安で投資家の慎重姿勢が強まり、本日も序盤から主力株を中心に売り先行。ただ、取引後半は安値を拾う動きが優勢で、VN指数は終盤にかけて1100ポイント台に切り返した。足元は極端な値動きが続き、方向感はつかみにくい。

【中国本土】上海総合指数 2962.24 +0.78%
24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.95ポイント高(+0.78%)の2962.24ポイントと5日ぶりに反発した。

自律反発狙いの買いが先行する流れ。上海総合指数は前日まで4日続落し、足元では約1年ぶりの安値水準に落ち込んでいた。当局の株価下支えスタンスもプラス。「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社、中央匯金投資有限責任公司は23日夜、同日付で上場投資信託(ETF)を追加購入したと発表した。中国経済対策の期待感も強まる。

<CS>
情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は6日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まり