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3日のブラジル株式市場は3日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比272.95ポイント安(-0.23%)の120585.77で引けた。日中の取引レンジは120365.38 - 122619.14となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。米長期債利回りの上昇が警戒され、新興国株に売りが継続。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた。一方、指数の下値は限定的。予想以上の利下げ実施が好感された。ブラジル中央銀行は日本時間未明、政策金利であるせリックレートを13.75%から13.25%に引き下げた。市場予想は13.50%だった。
【ロシア】MOEX指数 3147.80 +1.33%
3日のロシア株式市場は6日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比41.34ポイン高(+1.33%)の3147.80ポイントで引けた。日中の取引レンジは3094.27 - 3150.28となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。銀行セクターの上昇が指数の上げを主導。ズベルバンク(SBER)の好業績報告が支援材料となったもようだ。同行はこのほど、4-6月期の純利益が3803億ルーブル(約5705億円)に上り、前期の3572億ルーブルを上回った。また、原油価格の大幅上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 65240.68 -0.82%
3日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比542.10ポイント安(-0.82%)の65240.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同144.90ポイント安(-0.74%)の19381.65で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の下落を受け、インド株も売りが広がった。また、米金利高なども外資の流出懸念を高めた。国内では、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。米格下げを受け、ルピーの対米ドル為替レートは1カ月ぶりの安値水準まで下落している
【中国本土】上海総合指数 3280.46 +0.58%
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.77ポイント高(+0.58%)の3280.46ポイントと3日ぶりに反発した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。当局は足もとで景気支援スタンスを強め、各種政策を相次ぎ公表している。市場では、「中国人民銀行(中央銀行)は8月中旬にも預金準備率を引き下げる可能性がある」との観測も流れた。過度な景気懸念もやや後退。朝方公表された7月の財新中国サービス業PMI(民間による)は54.1に上向き、市場予想(52.4)も上回った。景況判断の境目となる50を7カ月連続で超過している。指標発表後、外国為替市場では、対米ドルの人民元が上昇に転じた。
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