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26日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比734.15ポイント安(-0.62%)の118242.95で引けた。日中の取引レンジは117490.80-119147.99となった。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米株安が足かせとなり、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りの圧力も強まった。一方、成長予想の上方修正などが好感された。2023年の国内総生産(GDP)成長予想は前回の2.14%から2.18%に上方修正された。23年末時点のインフレ予想は前回の5.12%から5.06%に引き下げられた。
【ロシア】MOEX指数 2757.13 -1.36%
26日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比37.93ポイント安(-1.36%)の2757.13ポイントで引けた。日中の取引レンジは2741.33-2784.28となった。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。欧州連合(EU)が対ロ制裁を追加したことが嫌気された。また、EUはこのほど、第11ラウンドの対ロ制裁を承認。また、足元でのインフレ高進や景気の低迷なども引き続き圧迫材料となった。外部環境では、米国の金融引き締めの長期化懸念などが外資の流出懸念を強めた。
【インド】SENSEX指数 62970.00 -0.02%
26日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比9.37ポイント安(-0.02%)の62970.00、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同25.70ポイント高(+0.14%)の18691.20で取引を終えた。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。米金融引き締めの長期化観測が足かせに。ほかに、インフレ率が再び加速するとの懸念なども圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3150.62 -1.48%
連休明け26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比47.28ポイント安(-1.48%)の3150.62ポイントと4日続落した。今年1月4日以来、約5カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
景気不安が投資家心理を冷やす流れ。端午節3連休(22-24日)の中国国内旅行者数は新型コロナウイルス流行前の2019年同期を上回ったものの、同期の旅行支出はコロナ流行前水準に届かず、消費活動が停滞している実態が鮮明化した。足もとでは、5月の中国経済指標が軒並み低迷している。人民元安の進行も懸念材料。中国人民銀行(中央銀行)は26日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3営業日連続で元安に設定した。上海外国市場では人民元安に歯止めがかからず、2022年11月以来の水準で推移している。資金流出の警戒感、本土休場中の香港株安も重しとなった。
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