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12日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比675.95ポイント高(+0.64%)の106889.71で取引を終了した。106216.58から108277.02まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル高が好感され、ブラジル株への買いは継続。また、国債価格の上昇も支援材料となった。地元メディアによると、ルラ新政権の財政計画が評価され、外国人を含む投資家らによるブラジル国債への買いは活発になっているという。このほか、原油など資源価格の上昇が同セクターの物色手掛かり。一方、米景気の先行き不安などが再び高まっていることが指数の足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2538.47 +0.19%
12日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比4.78ポイント高(+0.19%)の2538.47で取引を終了した。2520.65から2554.77まで上昇した。
前半は軟調な値動きを示したが、その後は買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、企業の好決算報告なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。MOEX指数が引き続き1年ぶりの高値水準で推移しており、利益確定売り圧力が継続した。
【インド】SENSEX指数 60392.77 +0.39%
12日のインドSENSEX指数は8日続伸。前日比235.05ポイント高(+0.39%)の60392.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同90.10ポイント高(+0.51%)の17812.40で取引を終えた
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日まで8日連続の買い越しとなった。また、主要なアジア市場が堅調な値動きを示していることも買い安心感を与えた。
【中国本土】上海総合指数 3327.18 +0.41%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.61ポイント高(+0.41%)の3327.18ポイントと3日ぶりに反発した。
中国景気の持ち直し継続が改めて意識される流れ。前日引け後に公表された3月の中国金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想を上回った。より広範囲な与信や流動性の指標となる社会融資総量に関しても、予想を大幅に超えている。ただ、上値は重い。中国ではあす13日に3月の貿易統計、18日に第1四半期の中国GDP成長率や3月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産)などが明らかにされることもあり、内容を見極めたいとするスタンスも漂っている。
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