*10:17JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、厚めの資金供給を続けていることもプラス 【ブラジル】ボベスパ指数 103713.45 +1.89%
30日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1920.93ポイント高(+1.89%)の103713.45で取引を終了した。101,795.79から104,085.40まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、欧米金融不安の緩和も買い安心感を与えた。国内では、歳入の増加期待に伴う財政支出の拡大観測が支援材料となった。ルーラ政権は任期中に財政赤字目標の調整を通じて財政支出を拡大させる方針だとみられている。

【ロシア】MICEX指数 2465.93 +0.21%
30日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比5.06ポイント高(+0.21%)の2465.93で取引を終了した。2450.46から2467.97まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジで一進一退の展開を示した。原油や海外株の同時高が支援材料となり、ロシア株にも買いが広がった。また、欧米金融不安の緩和も買い安心感を与えた。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3261.25 +0.65%
30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比21.19ポイント高(+0.65%)の3261.25ポイントと5日ぶりに反発した。

前日までの続落を受け、ひとまず買い戻しが先行する流れ。中国人民銀行(中央銀行)が今週に入り、厚めの資金供給を続けていることもプラスだ。人民銀は30日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で1750億人民元を市中供給。先週は吸収超だったが、今週は本日までに累計で差引6290億人民元を供給している。ただ、上値は重い。中国の経済情勢や企業業績の動向を見極めたいとするスタンスが強まっているほか、米中対立の警戒感もくすぶっている。指数は安く推移する場面もみられた。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、厚めの資金供給を続けていることもプラス