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30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1892.48ポイント安(-1.68%)の110430.64取引を終了した。112868.78から110103.11まで下落した。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米の金融引き締め懸念の高まりが警戒され、リスク回避の売りが広がった。米国の長期金利は上昇しているほか、大幅な利上げ懸念は再燃している。また、台湾問題をめぐる米中関係の悪化懸念なども圧迫材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2306.62 +0.45%
30日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.29ポイント高(+0.45%)の2306.62で取引を終了した。2292.44から2314.53まで上昇した。
おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。企業の配当発表が好感され、対象銘柄の物色動きが活発になった。また、天然ガス価格の上昇も支援材料。一方、欧米の金融引き締めが警戒され、終盤は上げ幅を縮小させた。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。
【インド】SENSEX指数 59537.07 +2.70%
30日のインドSENSEX指数は反発。前日比1564.45ポイント高(+2.70%)の59537.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同446.40ポイント高(+2.58%)の17759.30で取引を終えた。
高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはきのう30日に3日ぶりの買い越しとなった。また、前週の一連の経済指数が回復しているとの報告も好感された。ほかに、景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3227.22 -0.42%
30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.51ポイント安(-0.42%)の3227.22ポイントと反落した。
中国経済の不透明感が重しとなる流れ。国内では、新型コロナウイルス感染対策が強化されている。感染者が拡大した深セン市では、29日から地下鉄24駅を封鎖。そのほか、複数の地域で行動制限の措置がとられている。指標発表も気がかり。あす31日は国家統計局などが集計した8月の中国製造業PMI、翌9月1日は民間が集計した同月の財新中国製造業PMIが公表される。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の効果が期待される中、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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