【ブラジル】ボベスパ指数 98718.98 +0.43%
6日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比424.34ポイント高(+0.43%)の98718.98取引を終了した。99141.21から97423.43まで下落した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、経済指標の改善も引き続き支援材料。一方、通貨レアル安の進行が指数の上値を抑えた。また、中国や欧州での新型コロナウイルス新規感染が再び拡大していることも圧迫材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2221.88 -0.21%
6日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.76ポイント安(-0.21%)の2221.88で取引を終了した。2273.24から2214.04まで下落した。

プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、中国や欧州での新型コロナウイルス新規感染が再び増加していることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 53750.97 +1.16%
6日のインドSENSEX指数は反発。前日比616.62ポイント高(+1.16%)の53750.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.13%(178.95ポイント)高の15989.80で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、終盤に買いが一段と広がった。国内では、政府がインフレ抑制など景気対策を強化していることが支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3355.35 -1.43%
6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.68ポイント安(-1.43%)の3355.35ポイントと続落した。

中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。感染拡大が顕著な安徽省で封鎖措置が一部導入されたことに続き、陝西省の省都・西安市でも6日から7日間の移動制限措置が実施された。また、コロナ防疫戦の「勝利」を先月宣言した上海市政府は5日、大規模検査を再開する方針を示している。社会活動の停滞が景気を冷やすと懸念された。原油安も逆風。WTI原油先物は8.2%安と急落し、一時、4月下旬以来の安値を付けた。関連銘柄に売りが先行している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反発、欧米株高などを好感