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1日のブラジル株式市場は強含み。主要指標のボベスパ指数は前日比9.43ポイント高(+0.01%)の111359.94で取引を終了した。110821.51から111930.89まで上昇した。
買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。経済指標の改善が支援材料。5月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.2となり、前月の51.8を上回った。一方、指数の上値は重い。米金利高が外資の流出懸念を強めよう。また、翌2日に1-3月期の国内総生産(GDP)などが発表される予定となり、積極的な売買も手控えられた。
【ロシア】MICEX指数 2374.60 +0.80%
1日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比18.85ポイント高(+0.80%)の2374.60で取引を終了した。2338.90から2385.64まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が好感された。5月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の48.2から50.8に上昇。また、欧州連合(EU)が当面、対ロ制裁を新たに追加しないとの観測も支援材料となった。一方、米金利高などが外資の流出懸念をやや強めた。
【インド】SENSEX指数 55381.17 -0.33%
1日のインドSENSEX指数は続落。前日比185.24ポイント安(-0.33%)の55381.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.80ポイント安(-0.37%)の16522.75で取引を終えた。
前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。成長鈍化が嫌気された。1-3月期の国内総生産(GDP)は4.1%となり、前期の5.4%を下回った。2021年度の成長率は8.7%となった。また、外国人の売り越しも圧迫材料。5月のインド市場からの外資流出額は4400億ルピー(約7436億円)に拡大し、約2年ぶりの高水準を記録した。ほかに、インフレ高進懸念が根強いことが引き続き指数の足かせとなった。
【中国本土】上海総合指数 3182.16 -0.13%
1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.27ポイント安(-0.13%)の3182.16ポイントと6日ぶりに反落した。
売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに5日続伸し、足もとで約1カ月半ぶりの高値水準を回復していた。中国景気の鈍化懸念もくすぶる。取引時間中に公表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)は48.1にとどまり、市場予想に届かなかった。
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