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2日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2031.67ポイント高(+1.80%)の115173.61で取引を終了した。113143.1から115428.9まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。景気対策の発表が好感された。政府はこのほど、工業製品税(IPI)の適用税率を25%引き下げると発表。これはタバコ産業を除いてすべての産業に適用する。また、ロシアとウクライナの停戦交渉が再開されるとの期待も支援材料となった。ほかに、米株高などが買い安心感を与えた。
【ロシア】
休場
【インド】SENSEX指数 55468.90 -1.38%
2日のインドSENSEX指数は3営業日ぶりに反落。前日比778.38ポイント安(-1.38%)の55468.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同187.95ポイント安(-1.12%)の16605.95で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。ウクライナ危機が引き続き警戒された。危機が長引いた場合、インド経済は多大な悪影響を受けると懸念されている。また、成長率の下振れも嫌気された。10-12月期の国内総生産(GDP)成長率は5.4%となり、前期の8.5%(改定値)と予想の5.9%を下回った。
【中国本土】上海総合指数 3484.19 -0.13%
2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.64ポイント安(-0.13%)の3484.19ポイントと4日ぶりに反落した。
世界経済の混迷が懸念される流れ。ロシアのウクライナ侵攻を受け、西側諸国は金融や経済などの各分野で制裁を一段と強化している。貿易停滞を背景に、原油や穀物などが高騰。個人消費の冷え込みや、企業収益の悪化も危ぐされた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えした。中国では今週4日、重要政治イベントの「両会」(全国政治協商会議と全国人民代表大会)がスタートする。
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